インタビュー読んでいて良いことば があったのでメモ。
+++++ 最後に我々、芸術を学ぶ学生や若い作家に何か一言お願いします。 論理のないものはだめだと思う。論理的骨格っていうのはアートにとって最も重要なものの一つであると。アートは分からないものです。定義不能、絶対的な謎であって、唯一形容すると「背筋が寒くなるようなもの」とかになる。そういう言い方しか出来ないもので、論理だけでは解明できない。けれども、「アートっていうのは感覚的なものなんだ」と言ってしまうこと自体がどうしてダメなのか。アートは言葉にできるものではない、とか、論理で語れるものではないとか。それは要するに、「何でもない、不思議でもない」って言ってるのと同じ。論理的に思考しないというのは、謎が表面にしかない。でも論理を突き詰めてギリギリなところまで行った時に、その向こうに謎がある。考えれば考えるほど、わけのわからないものが深くなっていく。でも、途中でやめてしまえば、謎はそこまで。つまらない謎で遊んでるだけになってしまう。だから作家たちがどれだけ深いところまで思考していったか。ウォーホルとかピカソとか、彼らの書いた文を読むと、いかに彼らが深く考えていったか、いかに論理的に徹底的に追求していったかというのがわかる。だから、論理的なものを大事にしてください。非論理的なものをますます偉大にするために。 建畠哲/(PLUSOPIS No.07 特集トリエンナーレ 建畠哲インタビューより)
by tetoyarama
| 2011-01-02 17:52
| oyama
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