てとやらま

道中記3

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このプロジェクトのはじまりは、ネパールから。ネパールで福祉とアートを結びつけるような活動をしている佐野さん、という方がいて、(パヘンロのことだと思われます。)そこで映像作品をつくる事になった。それは、ネパールを出発地点としての旅の記録を映像で撮るようなものだったのだけど、何のコンセプトもなく、ただ旅をするというのに自分としてはあまり意味を見出せなかったので、ゴミを拾いながら歩くことにした。
というのも、そのころセイザンという、山(山自体が信仰の対象になっていて、登ることはできず、巡礼者はそのまわりをぐるぐる廻って巡礼をする)のまわりのゴミが問題になっていたので、そこから、自然に返らないプラスチックやビニールゴミをひろうことからはじめようと思ったそうです。
しかし、ビニールゴミは結局、リサイクルなどの方法もないし、どこかに捨てるか燃やすしかないので、それからはリサイクルペットボトルに特化して拾うことにした。それが、始まり。
チベットで拾い、チンタオで拾い、釜山で拾い、対馬で拾い、ルクセンブルグで拾う。
リサイクルの方法を探していたときに、知り合いづてに天津でリサイクル工場をやっている日本人がいると知り、連絡を取り、今回の絨毯をつくるという形になったのだとか。

この天津の方がとてもおもしろくて、その言葉に感動したそうです。

今回絨毯の製作を依頼している天津の工場がリサイクルをはじめたのは、オイルショックがあった後なのだそうです。オイルショックのときに、大きな打撃をうけて、もうこんなことがないようにと、新しい素材としてPETボトルを利用することを思い着いた。「これは利潤を追求していったらそうなっただけで、本当に、自然にそうなっただけのことなんだよ」と、社長は言ったそうです。

日本ではリサイクルというのがかなり認識されていて、リサイクル率もかなり高いそうなんですが、外国は必ずしもそうではない。全く知らないところもある。それを、自分が拾っていることで、興味をもって「お前、何で拾ってるんだ?」と聞いてくる人が居る。そこで「お金になるからだよ」というと、目の色が変わる。そういう、自然のためとか環境のため、未来のためとかそんなだいそれたことではなくて、自分の利益になるとか、そういう身近なことからでいいんじゃないか、そういう所から伝えていけばいいんじゃないかと 小沢さん。
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by tetoyarama | 2007-05-25 00:30 | oyama
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