てとやらま

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2009年05月14日 nakashimaher

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大牟田でのマヘルに参加。工藤さんにこんなに早く再会できるとは。
こちらも以前参加した内橋和久ワークショップと同じSCOの企画。
今回は場所が中島という地区らしく、nakashimaher。
テトラでのアットホームなマヘルとはうってかわって、メンバーが19人?(多!)で、ノイズが3組に、ギターが3人に、と、なんだかゴリゴリというか。ここに私はリコーダーで参加・・と思ったけどフラットが多い曲をリコーダーでは難しくて、ピアニカに変更。今回初参加の私の双子の片割れさんは会場となるClub Fujiに置いてあるグランドピアノ。
20曲ほどをリハしてつくりあげていく前回とは全く違って、今回は3曲。しばらく音だししたあと、一人一人に面接形式(といっても外で体育座りをしている工藤さんのそばにいって話すだけ)で説明があって、本番。
ひっくり返した自転車の車輪にマイクをつけ、鳴るガムランのような曲にギターがからむ「ガムランエチオピアプロジェクト」と、Blues du Jourという、コードだけ決められている曲(コードと、一つだけあるブレイクがあっていれば何ひいてもよい。ただしベースとドラムは一定している)と、あとはおなじみの九四国フェリー(レミファミレ・↑レーのやつ。ドとファ以外フラットだ・・)の3曲。2曲目はまとまりがなさすぎて最終的にはソロをまわしていくということになり、なんだか面白い展開だった。

ノイズで音ゴリゴリで、どうなることかと思ったけれど、でも後から聞いてみたらやはりマヘルになっていた。不思議だなー。
そして不思議といえば工藤さんだ。演奏前とか演奏後とか、すごく厳しい顔をしていると思ったら、突然子供のような事を言ったり、おどけて変なおっちゃん(失礼)になったりする。何がどの顔が本当なんだろうと いつも思う。
きっと全部本当なんだけど。

翌日は参加できなかったけど、田川でのマヘルだったようだ。
この日は東京でよく参加しているマコちゃん(彼女は1月にアンデルセンズのお米ちゃんとの二人ユニット、マコメロジーで福岡に来てる)も参加してのマヘルだったそうだ。こっちはもっとゆるやかだったにちがいない。とにかく、大牟田濃いなー!

コメグラという、アトリエかつ展示スペースがあって、ここのメンバーの野村まきちゃんがこの時個展をしていて、工藤さんとか田川マヘルの企画の人やらが来て見ていってくれたんだそうだ。
工藤さんはじっくり時間をかけて見てくれて、そしていろいろ突っ込まれたと、後日まきちゃんが言っていた。
12月についても考えないと。この夏に一度窯に行けるといいな。

コメグラには過去の様々なフライヤーが、「置かせてください」と他所から持ってこられたものも含めて置いてあって、私の個展の時のも置いてあったのを「あ、小山さんのですね」と、持ってかえってくれたらしい。そんな事が、なんだか嬉しかった話。
大阪で少し話した室野井さんが「あの人は教師だから」と 言っていたのがなんだか思い出される。
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by tetoyarama | 2009-05-14 00:00 | oyama

2009年5月9日 八万湯、再起動

e0143051_16275080.jpg八万湯という、聞き慣れない名前を聞いたのは、1月くらいだっただろうか。元・旧130銀行ギャラリーの高橋さんが、新しいスペースができると言っていた。この日はそのオープニングかつ説明会というか。紹介の日。

八万湯というのは、元銭湯だった建物。
北九州市八幡駅から徒歩15分といったところだろうか。もともとスペースを探していた現在ギャラリーSOAPのオーナーであり、SECOND PLANETなど映像を使った作品でも有名な宮川敬一さんと福岡を拠点に活動していた森秀信さんが、通りかかって気にいり、大家さんに話をしたのが始まり。以来ここを拠点にして様々なアートイベントが開催された。その後は宮川さん、同じくSECOND PLANETの外田さん、鈴木淳さんらのアトリエとなったりしていたんだそうだ。
今回、旧130銀行ギャラリーが指定管理者の入れ替えのため、AIK(アート・インスティテュート・北九州。一昨年の北九州国際ビエンナーレ’07の主催。今年は「移民」というテーマで開催されます。)の事務所の場所を変える必要もあって、引っ越しと同時に八万湯の片付けと、新しいプロジェクトのための準備が進められていた。

もともと、八幡という都市は八幡製鉄所で有名なとおり、鉄鋼のために栄えた町である。当時このあたりに住んでいた新日本製鐵の重役たちが、建築家・村野藤吾に依頼して作った建築が、今もいくつか残っていて、この八万湯も、その時に村野によって設計されたのではないかといわれている。確かになんだか不思議な形をした建物で、中から見れるようになっている中庭(?)のタイルのデザインがとても面白い。とはいえ以前は工場労働者やその家族たち、地域の交流の場として機能していたそうだ。
現在は湯船は打ち壊され、展示もできる部屋になっているが、ホワイトキューブではなく、壁のタイルはそのままだし、床はアスファルト(というか湯船を壊して平にしたそのままの感じ)だし、昔ながらの脱衣所のロッカー(というか蓋つきの棚と言ったほうがしっくりくる気がする)もそのまま使ってあって、とても面白い空間になっている。

ここを運営するのは「北九州在住の現代美術作家、キュレーター、大学教員、団体職員の7名」らしく、今後ここを拠点に展覧会や、各種フォーラム、カンファレンス、ワークショップなどの参加型のイベントを企画していくそうだ。
そして来月6月頭からは早速、「八万湯藝術大學」という、なんとも堅い名前の企画が始まる。
といっても、この日の段階で具体的な内容はあまり決まっていないようで、これから参加者と一緒に作っていきたいということだった。
共同体研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲといういかつい(いかにも大学っぽい)名前のフォーラムがある一方で、
「銭湯演習Ⅰ」という、北九州の銭湯を回って入って、語らうというフィールドワーク
(しかし説明には「共同体研究をもとに、北九州市内各地の銭湯を機転としながら、受講者各自の問題意識に照らし合わせ、ワークショップ形式のフィールドワークを行う。原則的に月1回、第二日曜日に実施。
そこには、必ず「問い」がある。私たちは何を見いだし、何を表すことができるか。」としかつめらしく書いてある。)があったりする。そのうち角打演習とかもあるのではないだろうか(北九州は立ち飲み屋が多いことでも有名で、実際にここを研究・開発しながら広める活動をしている団体もあるらしい。)
Webラジオで発信するメディア演習Ⅰがあったり、八万湯藝術大學出版という、記録冊子を作成・出版する演習があったり、実践的な面白いプロジェクトになりそうな予感。
しかしさすがに北九州は遠いので毎週行くのは難しいので
遠くからイベントだけ参加する形になりそうだなぁ、と個人的に思いながら、でも今後の進行が気になるプロジェクトです。

ああ、なんだか若者も負けてられないなー
もうあまり若くないけど。
と思う今日このごろ。


今月末には現在gallerySOAPでも個展を行っている鈴木淳さんが2日間だけの展覧会をするそうです。

それにしても、この日ずっとなぜかBGMがNeu!だったのがなんだか印象的でした。私も好きだけど、この人たちはど真ん中の世代なんだろうなあと、なんでかそんなことを思った。

最近福岡市では大橋に、旧大賀アパートという、昔学生寮だったところ(4畳半や6畳の部屋がいくつかと、トイレが2こ、風呂・台所が共同という、昔ながらのアパート)を借りて、20代前〜後半の作家5・6人が集まってはじめたスタジオがある。内、一人は某商業ギャラリーのディレクターでもあって、彼はこの場所を展示とレジデンスのために使うそうだ。現在オープニングの展覧会を開催中で、展覧会にはまだ行っていない。プレイベントがあっていたときに一度行ってみたけれど、展示場所というよりは作家のアトリエ的な要素が強いようだった。メンバーの二人はここを住居としても使っている。

なんだか最近、若い人は何をしているんだろうなーと思うことが多くて(自分も含めてなのですが)展示を見にいくひとも、イベントを見にくる人も少ないなーと 思ったりしている。かといって、外を見ている人もいない。
自分に見えてないだけかな。かもしれない。ここんところは移動が多かったし、それ以外はテトラにいるかバイトしているかなので。というのも、分かってはいるんです。

でも、若い人が何やら動き出した。
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by tetoyarama | 2009-05-09 00:00 | oyama

2009年05月03日

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実家にかえると、熊本のおばちゃんちから 畑でとれたスイカが・・・
どどん


うちの冷蔵庫。
のせたってバレたらお母さん怒られるな・・
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by tetoyarama | 2009-05-03 00:00 | oyama

2009年05月01日 のこのしま

久々の能古の島へ。
というのも、急遽桂くんが茨城へ引っ越すことになったため。
大阪からの帰りのバスのなかで「突然ですがGWあけくらいに茨城へいきますー」なんてメールがきて、ずっこけそうになった。突然すぎるでしょ。もう5月だよ。
こないだのアフリカ旅行で、先が少し見えたんだろう。目的があって、そのために茨城へいく。
よいことだ。
せっかくなので、ビデオをもって能古の島へ。お世話になっているのこにこカフェやしょうこさんや、もちろん桂くんなどを撮る。次会えるのはいつだろう。
でも、誰にでも、またどっかで再会する気がする。すごく。

アフリカで買ってきた大きな布を2mずつ、2枚もらった。
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by tetoyarama | 2009-05-01 00:00 | oyama

2009年04月30日

ほんとうは できれば愛媛の工藤さんちにも寄りたかった。窯を見たかったからだ。
でも金銭的にも、体力的にも無理だ!ということで
今日夜の大阪ー福岡のバスで帰ることにした。

結局昼過ぎまで山路さんとゆったり。
色々な話をする。山路さんとはいろんな場面で再会するし、そもそも出会いが昨年3月のミッドナイトエキシビション(門)で、搬入から丸3日ほど、一緒にいて話をしたりお手製のごはんを食べたりしていたので、なんだか家族のような気持ちになっていて
でもこんなにじっくりとしゃべったことはなかったので改めて。すごく 面白い人。
お金の巡り方と、食と、数字と、教育。くらしについて。ものすごく自分の考えがある人です。
とても勉強になるというか、うなずくことがたくさんだ。
昔この人に、絶対食べ物に困ることはないから!と力説されたことがあった。
だいぶ感覚的な話になったりもするけど、でも 分かる。
33の人かー と 言っていた。意外にね、良い結果の占いとかは 信じるんです。
「早生まれの人は生まれつき多くの経験値みたいなものをもって生まれてくるから要領がすごい いいんだよ」

山路家を出て、梅田へ。
村部さんと、今度出るDVDのジャケットの打ち合わせ。
夏ごろ完成予定の、梅田哲也の素材を使った渡邉くんとの映像作品。
DVDとCDとの2枚組で、やっぱり形になって手に残るものだから、ジャケットはこだわりたいと思っていた。
持ち寄っていただいたいくつかの参考ジャケットや本。展覧会のカタログ。
漠然としたイメージを、話しながら形にしていく。
でも意外なほどころころと話は転がって、じゃあそれで行きましょうと、一旦打ち合わせ終了。
たぶん東京で出会った展覧会のカタログが、牽引してた。これもタイミングだな。

いいものができる気が むくむくとしてくる。

22時発の夜行バスにのって、福岡へ。なんだか興奮してほとんど寝れなかったけど、
おかげでいい朝日を見ることができた。
北九州あたりから ビデオをとりはじめる。
いろんな素材が断片ではあるけど 山になってきた。時間ができたら いずれ形にしたいなと思う。
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by tetoyarama | 2009-04-30 00:00 | oyama

2009月04月29日

朝大阪へ。1月ぶり・・でもない。4月のはじめに来たばっかりだから。
とにかく 風呂に入りたくて、銭湯の場所もあまり分からないので、動物園前まで下り、通天閣下のラジウム温泉へ。
ここ、まだフェスティバルゲートにBRIDGEがあったころ、その最後の年にあったFBI、3日全部いたのだけど、
ほぼ毎日ここに入りにきていた。なつかしい。というわけで私の中で大阪といったら新世界なのだった。あとお世話になった我孫子。
何度も言うけど大阪城からぶっといダクトが出ていてショックだったな・・・

風呂あがってこれまた1月以内ぶりのAD&Aギャラリーへ。午前中のプレゼンイベントBFFに参加。
朝ご飯つきで、何人かのゲストのプレゼンやライブ演奏があって、お客さんは懐具合や満足度によってお金を落としていく。この日のメニューはカレーだったのだけど、本確的なマメカレーやイワシのカレーや、サラダや自家製ピクルス(ちょうど良いつかり方!)や、コーンブレッド、とにかくおいしいものばかりで、大満足だった。
八木良太さんに再会。時間を切り取ったビデオ作品が興味深かったな。早回しで進んでいるように見えるけど、実は同じ幅の映像をずっと切り抜いていっているという作品。
以前無人島での展覧会で出品していた映像の回転数のちがいで聴こえる音と聴こえないものを聞かせる作品と同じことを、その場で再現しようとしていたけれど、これは機材の問題もあって、実現せず。残念。
携帯を使った水内義人さんのパフォーマンスは、AD&Aが鉄筋コンクリートで電波が通じない機種が多いというのと、単純に人の問題でこちらも愛すべき崩壊をたどる。
こんなに朝から革新的でだらだらと ゆるゆるとしたイベントがあっていいのだろうか。
もちろん褒め言葉です。

ごはんイベントって幸せだな。

司会進行役はアーツアポリアの小島さんで、この人の喋りがまたのんびりしていい空気を出している。
そういえばFBIの司会も小島さんと内橋さんの奥さんで、まるで昼間縁側でしゃべっているかのようなトークが、
演奏者の音楽性や場所のイメージと大変ミスマッチでおもしろかった。
というかあのトークがあったからこんなにFBIが懐かしいんだろう。

BFF後、岐阜から来たIKDちんと一緒にあれやこれや話しながら兵庫県塩屋へ。
はじめての旧グッケンハイム邸。塩屋はコンパクトで古くて温かくて、でも、海沿いで広がりがあって、いい町だ。もっとゆっくり坂道のぼったりしたかったなあ。
ここで「音の古今東西」というイベントがあった。
テルミンにビオラダガンバにテルミンと同じ頃に開発されたオンドマルトノ、現代琴。
琴の森川家はお母さんと尺八のお父さんと、3人で演奏されてて、娘さんがお母さんを伺いながらというのが、なんだかほほえましい。お母さんはやはりお唄も貫禄で、声が細く澄んでいてよかった。淡路島。須磨の関守。
現代音楽代表?梅田くんの演奏も、じっくりと建物の響きとスピーカーやピアノ線を使って。
先日のオオタのオープニングとは全く違ったセットだった。満足。
この演奏会にきてよかった。
贅沢な時間だ。

と思いきや、最後の出演者でのセッションがまさにハラハラどきどきの演奏で、
隣にいたIKDちんにいたっては 岐阜までの終電がせまっているのに「この行方を見届けたい!」と、
演奏が終わるまで時間や焦りと戦いながらも粘るしまつ。
うわーすごい。なんだか今迄のゆったり贅沢な時間がウソのようなセッションでした。

打ち上げ前ー打ち上げ終わりごろに少し打ち合わせ。
で、帰りを特に決めてなかったし、バスもとってなかったので、
これは!ということで、急遽連絡をとって、印刷会社の村部さんと明日の打ち合わせを決める。
たぶんこの旅行の打ち合わせの最後だ。

この日は山路さんの家へお泊まり。
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by tetoyarama | 2009-04-29 00:00 | oyama

2009年04月28日

川村記念美術館に行く。
マークロスコ。瞑想する絵画。
思っていたよりも、薄い絵の具をうすくうすく、重ねてある気がして
光を消していく作業なんだろうかと思う。
光を捉えようとする作家と、消していこうとする作家。

ロスコとテートの館長の手紙のやりとりがなんだか生々しかった。

東京まで直行で帰り、間に合わないかと思ったがオオタの梅田展に閉廊前にギリギリでかけこみ。最近あたまが凝り固まっていたのだけど、水戸でいろいろ考えたせいもあったのか、初日に見たときよりいろんなものを拾えた気がする。音がざわざわと聞こえ、やっぱりからくりが全くわからない。
大阪の展示より好きかもしれない。

夜、急に連絡がとれて時間が合ったので、今 本の校正を手伝ってくれている小野さんに会い、本について、美術について、これからについてとか、なんだか色々話し込む。バスの時間まで。
なんてタイミング。今回は人と会って打ち合わせばかりしている気がする。大阪でも打ち合わせだ。
急遽とった大阪行きの夜行バスにのって、一路大阪へ。

夜行バスの旅も大分なれました。
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by tetoyarama | 2009-04-28 00:00 | oyama

2009月04月26日

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多摩美付近のKG家にお世話になって(いつもありがとうございます)
朝コーヒーを飲み、水戸へ向けて出発。
橋本から乗り換えのりかえで 水戸へ。かなり時間がかかるけど、
もう何度も通った道のような気がするのはなぜだろう。

水戸芸でツェ・スーメイを見て、遊戯室(中崎透+遠藤水城)に行く。
遊戯室というのは、愛知から水戸にうつった有馬かおるさんという作家がやっている水戸のキワマリ荘内にあるスペースで、中崎透さんと遠藤さんが一緒に運営しているところ。
キワマリ荘は普通の一軒家で、それを何人かの人が分割している。人が というか、家をいくつかのスペースで分けている。
前に遊戯室にいったのは、去年の3月だった。
確かまだできたてのころで、中崎さんの展覧会をしていた気がする。
遊戯室意外の場所には、有馬さんのドローイングが壁にペラリとはってあったのを覚えているが、それ以外は覚えていない。遊戯室以外のスペースはまだできていなくて、一見普通の一軒家で、でも奥にいくと中崎さんの作品の看板が煌々と光るホワイトキューブがあって驚いたのを覚えている。
こたつがあったなー

今回いってみると、キワマリ荘内は何カ所か展示スペースができていて、半分はかわいい洋服屋さんになっていた。
地元の高校生が遊びにきて、遠藤さんや有馬さんや、展示をしている作家さんらとダラダラとしゃべったり遊んだり、作品を制作したりしていて、本当に、「たまり場」みたくなっていて、びっくりした。
よく考えたら30半ばのおじさんと、高校生がふつーに同じ立場というか、友達みたいにダラダラ喋っている場所ってなかなかなくって、すごく面白い状況だし、
高校生は「ここは私にはすごい大きいんですよー」と話の中で言っていた気がする。
根付いてるなー

そういえば 以前遠藤さんがいたころ、今は多摩美生となってKGちゃんとYDさっちゃんが、
来ては遠藤さんとダラダラいろんな話をしていて、
彼女らは今でも「テトラは自分にとってでかかったんですよー」なんて言ってくれる。
誰とでも真剣に、対等に 個人対個人として 話してくれるとこが、遠藤さんの良いところで、大事なところだと思う。

そしてこの日はその遠藤さんと夕方から夜遅く迄、原稿のチェクと改訂の作業。
この夏に発行予定の本の打ち合わせでした。

21時ごろ、美術館へ打ち合わせで出ていたナデガタインスタントパーティーの三人が返ってきて、
YCAM以来の山城くんとの再会。
今年は大友さんのENSEMBLESがあるから
夏に再会する人が多いかもしれないね なんてことを言い、
ではまたいつか地球のどこかで!といって分かれた。
去年の6月、私はYCAMで大友良英さんの展覧会の手伝いをしていて
そこで知り合った人も多いし、そういった人とは今もまめに連絡をとったりだとか、
一緒に仙台まで行ったりだとか、何かとつながりが多かったりする。山城くんはそのころYCAMで働いていたので またこの企画に絡むかもしれないな。

水戸から取手へ。先日書いた阿部乳坊の家へ。阿部くんはもうちょうど2年前になるけど2007年の5月に小沢剛さんの手伝いで釜山に行った時に一緒だった子で、同い年。それからもタイミングが会えば何度か会ったりしている。アトリエをみせてもらったり、展覧会のお知らせをもらったり。
最近まで台湾で3ヶ月レジデンスをしていたらしく、話をいろいろ聞かせてくれた。
なによりも、今回は9月に自分の部屋で「拝借景」という展覧会を企画しているらしく、それについての話を聞く。

同居人の子らとだらだら酒を飲みながら、話をしていると、この家への思いやら人間関係への気持ちやらが伝わってくるというか
あーいつもこんな感じで馬鹿話からまじめ話までしているんだろうなーと 思って面白かった。いや、正直うらやましい。
私にはこんな風にだらだら飲みながらまじめに語れる人があまりいない気が 最近してて
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美術の話とかだととくに。遠くにいくとやっぱりいろんな人がいるのだけど、同じくらいの年で、身近なところにはいないように感じていて、考えを共有することも、人の意見を聞くこともできなくて
なんとなく袋小路におちいっている気がしていたので
なんだかうらやましかった。


****
翌日、結局だらだらと喋り過ぎ、昼近くに出発。でもラーメンとか、魚とか、おいしいものをいろいろいただきました。男の料理!大量の袋ラーメン。でも具沢山で、私より健康的な生活をしている気がする。


東京へ戻り、国立新美のファイル展と、森美を見て、
無人島に少しより、円盤でCDの売り上げをもらって(こーこーこーこくきこーのCDで、ぽつぽつ売れている。300円とかだけど)田口さんと少し話しをしてから、
9月に展覧会をする堀尾寛太さんと打ち合わせ。
スケジュール確認と、展示やフライヤーの話から、自分が今やっている本や流通の話、はたまた「男子的」「女子的」という話など、わいわいと出て 終電ぎりぎりで帰宅。

家で風邪をひいて寝込んでからもう1週間はたつのに、いつまでたっても咳だけがぬけず。
ご心配おかけしました。

***
この日、福岡では総決起集会という野外イベントがあっていて、今年で10年目。そして今年がラストだそうだ。
これまで福岡音楽シーンを引っぱり盛り上げてきた、ノントロッポのボギーさんと、TIME MARKET主催、ガロリンズの藤井よしえさん、フォークイナフの井上さんが主催してきた カンパ制のイベントで、この3人の力やつながりもあって、毎回いろんな人が全国つつうらうらから来る。
大好きなNATSUMENも一度ここで見たなあ。ちょうど夕日が沈もうとする時間で、夏が来る前におわってしまうのを 夏を終わらせるなと ASEさんが言っている気がした。
そんな最後のイベント。結局見られなかったな。
今年ももりあがったんでしょうねえ。
みんな世代交代を考えている。
でも、状況はもっと拡散しているよ。
と思う。
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by tetoyarama | 2009-04-26 00:19 | oyama

2009年04月25日 東京へ

朝着。
まず先へ都現美へ向かう。以前ARCUSで遠藤水城と中崎透にインタビューをとりにきていた吉崎さんが
今はここの学芸員として働いている。
今回の池田亮二展の担当だったそうです。

日本に5台しかないという 超指向性スピーカーが、ものすごくて
前を何度もうろうろうろうろしてしまった。近づいたり離れたり。一人で挙動不振だなあ
でも作品自体は、きれいではあったけれど
数の羅列に意味を見出そうとするもわかるはずもなく、とりつくしまがないとはこういうことだなと思う。

次、国立近代美術館の「ビデオを待ちながら」という展覧会へ。
映像を全部時間きっちり見ると、12時間半かかるそうだけど、できるだけ早めにと思い、昼から行く。
実はこの旅行の第三の目玉。
ヴィトアコンチとか、スパイラルジェッティとか、ビデオがはじまったころの作品から現代のものまでかなりたくさんの作品があって、すごく面白かった。
ブルースナウマンはきっと頑固な変人だ。フィッシュリ&ヴァイスの「事の次第」もはじめて見れたけど面白かった。ウォーホルはやはり天才だ。

夜、勝ちどきにあるオオタファインアーツへ。
梅田哲也個展「迷信の科学」のオープニングでライブがあるというので、行ってみた。
しかし
パフォーマンスは2分で終わる。
そのあと 「もっとやってよ」と言われた作家が、なにしようか黙りこくって考え ているのを
待つ観客と、
鳴る会場、
期待、
待つ、
待つ、
待つ、
黙る作家、
待つ、
待つ、
聞こえる音、
ちりちりちりちり、ブシュッ、ピー、ブシュッ、
待つ、待…


のあとにそれが なぜだかフッと途切れて
ああそうなのね、と一斉にざわざわ喋りだす観客。
その一連の空気がものすごく面白くて、なかなか珍しいものを見たなと思った。
だんだん人の集中力があがっていって、でもある意味拡散していき、
音がだんだん聴こえだす。
新しい聞かせ方だ。

最近科学館にいったゆみさんがいた。
仙台smtから本郷に移ったおがたさんや、吉崎さんもゆみさんに紹介できたし。
いろんな人と再会。
先日連絡のあった阿部くんにも。阿部くんとは後日会って展覧会の話を詳しく聞くことになってる。
あと、フランスにいったときにユースホステルで一緒になったまりこちゃんにも偶然再会。彼女は今は企業で働いているけど、学生の時は横トリをボランティアで入ったり、旅行に出て美術館めぐりをしたり、留学したこともあって、たくさんの場所を見ている子で、フランスでもたくさん ここにいい作品があるとか、この美術館はおすすめとか教えてもらったし、こちらも好きな作家の話をしたりテトラの話をしたりしていた。
でもこの再会はほんとにびっくりした。何の連絡もしてなかったし、職場に近いから偶然よってみたのだそうだ。こんなことってあるんだな。

今映像作品を一緒に作っている渡邊くんとも、色々確認できた。

打ち上げに参加していたら、途中遠藤さんから連絡が入り
「明日水戸へ来い」ということで、翌日は水戸へいって作業をすることになった。
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by tetoyarama | 2009-04-25 00:00 | oyama

2009年04月24日 CUL-DE-SAC

18時発のバスで東京へ。
バスのなかで詩集、カルデサックを読む。

虫になったり、眼球をさわる男を見ていたとおもったらたちまちその場所は「わたし」に奪われていて、
母の顔を凝視する一方で視界は一気にうしろの緑へと飛んで行く。一気に。時間をかけ。駆け?かけ。
真ん中を常に探してしまうという話を思い出し、カメラを首にかけ直す男に、触った場所のしっくりとしない感じに耐えられずにもやもやと、何度も何度もおなじ場所を(しかし誰にも悟られないように)触り直してしまうかつての自分が重なった。その癖は今は 手を意味不明にぐやぐやさせる癖へとつながっている。嗚呼。
鳩や蛾や、わたしだと思ったらお客で、視界はぐるぐるとまわる
だがこれは全て わたしの思考のひろがりにすぎない。とんでいく視界は全て私のものだ。
視点と思考の広がりと狭さ。
その距離の拡縮
最後の言葉に息をのむ。


10時をまわり消灯されたバスの中は、目を開けているのかいないのか分からなくなるように暗く、
時おりカーテンのすきまがつくる帯が天井に延びるのを数えた。

ある本を読むタイミングって確実にあって
この本については私はそのタイミングを  はっきりと  まちがいなく  一分の狂いもなく 
つかんだのだと思う。
どんな人にも そういうタイミングはあるはずで
そういった出会いは何よりも得難く変えがたいなと 思った。
たぶんこの本を旅行の行きのバスで読み、最後の言葉を何度も何度も読み、しかし帰りにはその本はもう別の、とても大切な人のものになっていた。
その流れもまさに だ。


感謝したい


* * * * *
尾中俊介詩集
「CUL-DE-SAC カルデサック」
発行 みぞめ書堂
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by tetoyarama | 2009-04-24 00:00 | oyama


art space tetra    とんつーレコード     小山の小さくも山のような日々
by tetoyarama
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