てとやらま

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10/23

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フランスにきています。初めての海外一人旅。
かつカタコト。
しかもヨーロッパ。



成田から飛んで2時間。
仁川で乗り換えて12時間。
23日に出たのに着いたのも23日で
時間をさかのぼりながらの移動。
ぐねぐねと時間軸がゆらぐイメージ。
不思議だ。
仁川で隣の席になったジュンサンという子が偶然にも1歳違い。
彼女はゴッホの墓と、スペインにファミリアをみにいくのだという。
わたしに、フランスは詐欺(?と訳していいのかな)が多いから騙されないように気をつけてと何度も。
うーん、そんなに頼りなく見えるかな。
カタコトすぎるからか。
これでも用心には用心を重ねる派ではあるんだけど。


着いたら19時半。ちなみにまだサマータイムらしい。
ジュンサンとシャトレーの駅で別れ、ポン・マリへ。


徳山さんのご紹介で
パリのシテ・デ・ザールというパリ市が運営しているレジデンスに滞在している保科晶子さんにお世話になる。
翌日の出発が早いので申し訳ないし、はじめはほかのホテルを探そうと思っていたのですが
こんなバタバタな旅なのに快く招いてくださいました。


シテ・デ・ザールにはたくさんの部屋があり、300人ほどのアーティストがレジデンスをしているところで
かなり歴史は古い
建物も古い
そして広い。
分野関係なく様々な作家が滞在しては去っていく。

この建物のなかに各国の大学やら財団やら国やらが部屋を持っていて
保科さんは女子美の奨学金を得てここに滞在しているらしい。
ほかに武蔵野美術大学も部屋を持っていて日本人も何人かいるとか。


最近隣に入った人が声楽の人で、たまに歌がきこえると言ってた。


ちょうどこの日は滞在作家でドイツ人のULRICH BERNHARDTさんのところでオープンスタジオがあり、ライブイベントがあった。
ウリさんと作曲家と演奏家3人のコラボレーション。

ウリさんはフランスの川を下りながら水を採集するプロジェクトをしていて
その各地の水を使っての演奏。
天井からしたたり落ちる水が 床のオブジェにあたり音がなる。


上の階で作家が水の量やタイミングを操作しているのを床に座ってみる。
なんだかテトラにいるときのようだ。


後半はパーカッショニストによるドラムセットでの演奏。
鳴らした鐘を水の中に入れて音を操作したり
ドラムを水で叩いて演奏するのにおどろき。


ウリさんは月曜日にはシュトゥットゥガルトへ帰るらしい。
このようにしてたくさんの出会いやお別れがあり、
だからこそネットワークも広がっていくのだろう。

部屋に帰っていろいろな話を。
タイミングってやっぱりあって
いつか「あれはこのための準備だったんだ」と思う日がくる。
日本も海外も金銭面で厳しいのは同じだけど
精神的には日本のほうがきついかもしれないと。
こちらではアーティストが仕事として見られるが、日本では仕事もせず遊んでるようにしか見られないから。



作品を見せてもらって
自分の興味や制作のプロセスについて伺う。
しかしさすがにこの日は明日早いとのことで
またパリに戻ってきたらもっと話しましょうといって1時ごろ就寝。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

24日
朝6時半

この時期のパリは7時半をすぎてもまだ真っ暗で
夜中みたいだった。
8時12分発のTGV(新幹線みたいなもの)でMeuse TGVへ向かう。
本当は夕方6時半着ので行く予定だったのだが
日本出発の前日にチケットをとろうとしたら(そもそも前日にとるのが間違ってる)
この駅への直行便は2本しかなくて
しかも18時着分はすでに1等も2等もうまっているとのことだったので

乗り換えできるか不安だったし朝のにしたのでした。
18時半に駅に迎えが来ると言われてたので
まあそれまで観光でもしとこう と思いながら乗車して1時間。
TGVは牛・馬・草原ののどかな平野をつき進む。

…そして到着。

まぁだいたい、到着時間と外に見える景色で途中からそんな予感はしていたのだが、

なにも無い。ほんとに。
広い
草原
牧場

牛、馬、羊。
(と書いたけど馬はいません。)


しかたなく周りをぶらぶらしてみて(もちろんどこまで行っても草原…)
そうだ 在来線で別の町にいこう!
7時間くらいあるし
近くの町ならサクッといけるんじゃないか

と思いたち
駅員さんに路線図はありますか?
と聞いてみる。

ところが
ここはフランスの片田舎。英語がほんとに全く通じない。
そもそもこの駅は小さすぎてトーマスクックの時刻表にも載っていないのだ。
すんごい田舎だし。
さして重要でもないんだろう。
TGV止まるのにな…


というわけで自分が今どのへんにいるかもいまいち分かってなかったので、
現在地と最終目的地を地図で示してもらって
筆談+ジェスチャー

しまいには英語のできる(それでもわたしよりちょっとできる位のレベル)ほかの駅のインフォメーションのお姉さんと電話で会話して
地図ををみた段階である程度予想はしてたけど
ここはTGVしか止まらないことが判明。
もしくは遠方までいく高速バス。
まぁ、Meuse "TGV"だしなぁ…。

しょうがないので
あきらめて18時半まで待つことにする。


コーヒーをのみながら
駅で待ってると駅員さんがきて
ここは12時ー14時まで駅を閉めるんだよ
と筆談で。

なにぃぃぃ!

18時まで待つならごはんはないけど
あっちにお菓子の自販機があるよと案内してくれて
お菓子を買って駅を出る。
駅員さんも鍵をしめて帰宅。


さようならと
あいさつすると笑ってウインク。
あぁ、なにやらお世話になりました。
ありがとう
メルシー


そんなわけで
今外で草原の上でぼーっと虫と遊んでます。
小さな蜘蛛が多い。
牛の鳴き声がきこえる。
鳥のこえも。


ちょっと寒い。メッスに近いから上のほうなんだ。
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by tetoyarama | 2008-10-28 23:01 | oyama

10月中旬『ELECTRICAL BEHAVIOR 電機な振る舞い』にて上映予定

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岐阜は大垣へ撮影に立ち会ってきた。
秋の大垣は搬入でいったときよりも空がたかく
建物は深みをましていました。
梅田さんの展示も、時間がたってみるとその場にしっくりとまるで何十年もそこにそうやってあったかのような顔をして存在していました。

作品について
製作について
客観性と距離について
今自分企画の展覧会があっていて たくさんの人の話を聞く
それもあって、
ぐるぐると考えていたのですが
なんとなく 一つ段落がついた気もする


撮影といっても 膨大な細胞の一部というか
素材の一つでしかありません。
各所での展示風景やライブやセッションや風景や、
いろいろなものが折り重なっています。

そして昨日サンプル映像があがってきた。
昨日は帰ったのが遅くてかなり疲れていたので
今じっくりみているところ。
昼と夜 その中間
流れたり後から到着したり、
転がったり跳んだり。

ここがどこなのか 時間軸すらもなく 
面白いものになりそうです。

明日から仙台メディアテークではじまる『ELECTRICAL BEHAVIOR 電機な振る舞い』にて、この展覧会用に編集されたものがループ上映されます。
といっても上映自体は14日から。
映画の完成は12月を予定しています。
下記で本作の監督、撮影/編集をつとめている渡辺くんもいってますが
上映されるたび、DVDになるときも、また別の作品になっているのかも。

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++++++++以下、監督の渡辺くんの日記より転載。+++++++++++++


梅田哲也さん、小山冴子さんと共同制作した映像が展示上映されます。この映像は今後も形を変え場所を変え発表していく予定です。今回は絶対に来ないであろう真の完成版公開の日のプレ上映として。


5番チューブ再開発計画 Project TUBE5 vol.2
気配の音「ELECTRICAL BEHAVIOR 電気な振る舞い」

会場:せんだいメディアテーク 各階5番チューブ内
会期:平成20年10月4日(土)〜12月24日(水)  *10月23日(木)、11月27日(木)は休館
時間:午前10時〜午後5時  * 11月29日(土)からは午後7時まで、12月12日(金)からは午後9時まで
入場無料
http://www.smt.city.sendai.jp/tube5/active/index.html


梅田哲也(うめだ てつや)
日常的や廃品、電化製品をリメイクした自作装置によるライブパフォーマンスやインスタレーションの展示などを行う。不安定なモノの動き/回転や落下運動などから、空間へ直接作用し、変化し続ける状況をつくりだす。近年は国内外から幅広い趣向の企画展や制作プログラム、音楽フェスティバルなどに招聘され、ビジュアルとサウンドを行き来する極めてボーダレスな活動を展開している。主な展覧会に、「青葉縁日2」(2007、smt)、「クリテリオム 73」(2008、水戸芸術館)、「大垣ビエンナーレ2008」(2008、岐阜県大垣市)「EXTENDED SENSES」(2008、NTTインターコミュニケーションセンター)など。
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by tetoyarama | 2008-10-04 02:24 | 3150


art space tetra    とんつーレコード     小山の小さくも山のような日々
by tetoyarama
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