9時ごろお世話になったお宅をあとにして、水戸へ向かう。どうせ仙台に戻るならと途中でよっていこうとおもいたった。18切符だし。使わなきゃ。東京ー水戸ー仙台といっても、展示をゆっくり見る時間はありそう。
午前中ー昼の茨城はきもちいい。というか、なんだか福北ゆたか線にのっているみたいな気持ちになる。今度篠栗までいってみようかな。 * * * * * 急にチケットが手にはいってのことで、ふらっといってみたのですが、見応えのある展覧会だった。 特に浅井祐介の土やいつものマスキングテープやほこりで描かれた壁画は素晴らしかったし、エントランスにのびる植物もよかった。これはいつか巻き取られてたねとなって、また別の場所に芽吹くのだろうか。 そして藤浩志。さん。アーツキャンプなどのプロジェクトは手伝ったことはあったし久しぶりにお会いしたら話すこともあるけれど 展示としてあんなにかっちりインスタレーションとして作りこまれた藤浩志さんの作品をみたのは 実は初めてかもしれない。いや、はじめてだ。 福岡市美であったときも、映像の装置としての展示という感じだったし、藤さんというとプロジェクト型の活動というイメージが強い。強いというか、プロジェクトを作品としているという認識しか自分の中になかったので、変な話 ああ この人も ものを作る人なんだなと 改めて思った。 本人も「もやもやを形にしていく」といっているように その場所でそこの人々と というのが藤さんのベースにあるのだろう。鹿児島のカエルにしてもやせ犬にしても。 徹底して生活で出るゴビニールゴミを分別して洗って乾かして種類分けして・・・というそれが生活にしみこんでいる様は やはりちょっと圧巻です。こういう蓄積それ自体が 作品になりうるのだろうか。 作品はかえっこでも交換されずに余りつづけるファーストフードのおまけおもちゃを並べたインスタレーション。 上からもおもちゃの輪がぶら下がっている。 うねうねとぐねぐねと並ぶおもちゃおもちゃおもちゃが カエルの群れにも蛇の集団にも見えてきもちわるい。。 見にきてよかったと思う。 そのほかにも岩崎貴宏さんの文庫本のしおりをほどいた糸で作ったクレーン車と工事現場や、消しゴムの山、大巻伸嗣の水晶の粉のインスタレーションもよかったな。人々が通ることで描かれた花は消えていく。 あんまりゆっくり見すぎて、仙台着の予定もあり、バタバタで走って水戸駅へ。 * * * * * ふたたび鈍行で仙台を目指す。 * * * * * 北に向かうにつれてやはりどんどん寒くなっていき、仙台に着くころには雪がちらほら。 水戸はあんなに晴れていたのに。
by tetoyarama
| 2008-12-26 14:51
| oyama
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