![]() 3号倉庫へテトラメンバーの安部貴住個展「Circulate」のクロージングパーティにいく。 会期中2回目。下はわいわいと鍋があっていて、でも上はしんと 静まり返るというか、お客さん音を聞いてじっと耳をすましていた。 響く水の音と柔らかなあかり。 この展示は20時から23時まで、つまり夜だけの展示で、会期中安部さんはここにいて水の高さをかえたりマイクを移動させたりスピーカーの位置を変えたりと、実験をくりかえしていたそうだ。 私が安部さんの展示を初めて見たのは確かまだ学生のころ、そのころはテトラのテの字もしらないしもちろん。ただ美術館にいくのが好きで、博物館学を履修していただけだった。そんな中友達に結構おもしろいと言われて行った「福北美術往来」展(2002年末ー2003はじめ)で、安部さんも参加作家だった。これは北九州市美と福岡市美の共同企画の、現在福岡で活動している作家を一同に集めた展覧会で、今考えるといろんな作家がいた。北九州側の企画担当はその後学芸員自習でお世話になる花田さんだったというのは、また後の話。(ちなみにその実習で展覧会を一つ企画したのだけど、その時もこの展示に参加していた作家だった。鈴木淳さんは「人間動物園」をしていた。) そこでの安部さんの展示は、透明なコンビニ傘をスピーカーにして、窓から外の音を取り込む、というものだった。傘のスピーカーの下に入ると音が聴こえる・・・。本当に聴こえたのかははっきり覚えていないし、窓に直づけしたマイクから外の音が本当に拾えるのかというと疑問だけど、外の音をひろう というのは 当時の私にとっては目新しくて面白かっし、こういう外との係わり方もはじめてだった。透明な傘のスピーカーに入るというのも、雲の中に入るような面白さがあった。 テトラを手伝うようになってメンバーの紹介を受けたときに、私は人の名前なんてあまり覚えることができないのだけど、作品ファイルを見たときに「ああ、この人だったんだ」と思ってなんだか嬉しかった。のを覚えている。 それ以後に見た安部さんの作品は、ロールペーパーを使ったインスタレーションや大量のパネル画でのインスタレーションで、今回は久しぶりに音を使った作品だったようだ。 森だ森。森なんだ。 ということでこの展示については後日PEELERに載りますのでそちらを見ていただけたら幸いです。 youTubeでも見れます。 http://www.youtube.com/watch?v=E-SqVkYN2bw 追記-------- 更新されました http://www.peeler.jp/review/0903fukuoka/index.html
by tetoyarama
| 2009-02-14 00:00
| oyama
|
カテゴリ
全体tetra oyama 3150 以前の記事
2012年 12月2012年 01月 2011年 11月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 03月 2008年 02月 2007年 05月 検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||