1 ![]() ラファエル・トラル九州ツアー。 ソロパフォーマンス+トーク。 現在ギャビンの制作現場になっているテトラにて。 会場の真ん中には16日より本格的に制作をはじめたギャビン・ウェーバーの作品が鎮座。 うねうねと蛇のようです。 自作のそれぞれ違う楽器を使った3セット。 どれも空白と音のコントラストが強く 耳をすましてしまう。 音を聴くということは 沈黙を意識することで 音のある状態と音のない状態の割合をみつつ、空間を構築していくというのは 例えば四角形の立方体にどれだけ水を満たすのか差し引くのかというように 映像かもしくは物体のように見えているんだろうかとトークを聴きながら思ったけど、 (で、Oさんの質問もそういったことへの質問だったと思うんだけど、)よくよく聞いていくと それよりももっとスコアに近いような印象をうけた。 小さなアンプに少し手を加えただけだという楽器が面白くて(FenderがBenderに書き直されてる!) ライブ終了後、少し遊ばせてもらった。 トークの中でも言っていたけど その楽器は、とくにオシレータを使った楽器は 突然鳴らなくなったりもするし 本当に制御することができなくて 面白い。 トークの最後にはギャビンのトークも少しあって、曰くまだ完成度は10パーセントとのこと。こちらはかなり大きな作品になりそう。 打ち上げから帰ってきたギャビンと話す。 ![]() 彼はここ1週間ひたすら鉄線を溶接して輪郭をつくることと、天井から吊り下げたそれを落下させることを繰り返しているらしい。 バイトでいつも遅いので、作業工程が見れてないのが残念。 落下=重力によって形を見いだそうとするそんなやり方は 自分でも初めてで探り探り。 多分作品作りに終わりはなくて 今回は九産大の展覧会のスタート=時間が作業終了の合図だと。 トラルの作品作りは 自分とにたところがあると言っていた。 ギャビンもこれから彫刻作品によって空間を満たしていく。 偶然にしても なんだかいい出会いだ。 別々の表現活動をしている者が出会って話をして お互いに共通点をみつけたり新たな発見があったり。 そういう場になれると素晴らしいと思う。 さてさて かくいう私は今日からYCAMにて大友良英さんの展覧会の 制作ボランティアに参加するので また10日後にね、といってギャビンと別れる。 10日後はもう出来上がっているんだろう。 楽しみだ。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 7月1日ー13日 CIRCULATE ーギャビン・ウェバー/安倍貴住二人展ー 九州産業大学内芸術学部アートギャラリー 7月11日ー27日 ギャビン・ウェバー個展 art space tetra ▲
by tetoyarama
| 2008-06-21 09:17
| oyama
![]() ■■■ 梅田くんと鈴木さん ■■■ 開催日…2008年6月10日(火) 時間…開演 20:00 料金… 1,000円(+1drinkオーダー) 出演. .,梅田哲也 鈴木淳 主催 3150 場所と音、響き、状態。常に空間のキャラクターに焦点をあてた作品制作を続ける梅田哲也。 その作品はライブパフォーマンスになることも、インスタレーションという形をとることもあります。 自作のサウンドツールやそれによって引き起こされる現象、あるいは物そのものによって、 自分達の今いるその場所や音、「聴く」という認識の範囲までをも変化させていくその演奏は、 会場や観客の状況、空間そのものと密接に関係しており、ほかの場所でも、たとえ同じ場所でであっても、再現不可能なものです。 北九州国際ビエンナーレ’07での巨大な倉庫の音の廻りを存分につかったパフォーマンスやISOらとのセッションは、記憶に新しいところですが 今回は福岡県在住の作家と競演します。 混雑する通路に一本の白線を引くことで瞬時に人の流れを左右に分断した「ホワイトライン」や、お客さんと対話しながらその人の似顔絵ならぬ似木絵を描く「似木絵、どうです?」のパフォーマンス、 生活のなかの普段気にとめることのないような断片をひたすら並べ、名前をつけることで、漠然とした日常にさざ波をたてる映像作品シリーズ「だけなんなん?」など、 ちょっとした、けれど大きなボタンを掛け違えることで、人との関係や価値観をずらし、今見えている世界すらも大きく鮮やかに、ときにしょぼく、ささやかに変えてしまう鈴木淳。 スタイルも活動軸もまったく違うこの二人の作家が art space tetraという場所で何をおこすのか。 どんな音がうまれ どんな「こと」が見えるのか ライブかパフォーマンスか展覧会か あるいは全て ご期待ください。 ====================================================================== 梅田哲也 現象としての音の動きや空間のキャラクターに焦点をあてたインスタレーションやライブパフォーマンスを行う。「Festival Beyond Innocence」(2002-2007/大阪)や「INSTAL」(2006/スコットランド)などの音楽フェスティバル、「Sound Art Lab」(2005/大阪)、「the listening project」(2006/ロンドン)、「waitool sounds」(2007/サンフランシスコ)、「Sound Effect Seoul」(2007/ソウル)、「Blurrr」(2007/テルアビブ)など展覧会やイベントに多く参加。大阪在住。2006年にImprovised Music from Japanより“ocket”をリリースしている。 http://www.siranami.com/ 鈴木淳 混雑する通路に一本の白線を引くことで瞬時に人の流れを左右に分断した「ホワイトライン」や、既に300タイトルを超えるであろう映像作品シリーズ「だけなんなん?」 段ボールの木の下でお客さんと対話しながら、その人の似顔絵ならぬ似木絵を描く 「似木絵、どうです?」のパフォーマンスなど、日常への介入やその断片化によって、人との関係や価値観をずらし、私たちと日常との関係性を再構築する試みを続ける。北九州市在住。映像作品、パフォーマンス、ワークショップ、絵画、インスタレーション、写真、廃材を使ったオブジェなど、多種多様な創作活動を勢力的に展開している。 http://home10.highway.ne.jp/atusi33/suzuki * ****************** 現在熊本市現代美術館で開催中の「ピクニックあるいは回遊」展に 両作家ともに参加しています。 8日の日曜日には、近隣の河原町問屋街にて行われる「河原町アートの日」にて 梅田哲也さんのライブパフォーマンスが行われるようです。 お時間のある方は ライブ・展覧会とともに こちらも合わせていかれてはどうでしょうか。 http://www.kawaramachi.net/ http://www.camk.or.jp/ 10日のライブとは全く違うものになるはずです。 ![]() ▲
by tetoyarama
| 2008-06-04 00:50
| tetra
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